2025年1月20日月曜日

きのこ勉強会&きのこパワー鍋

 1月19日(日)に、生の松原を中心に活動されているボランティア団体白砂青松 美の松露さんの主催で「きのこ勉強会&きのこパワー鍋」が開催されました。今年で9回目になりますが、コロナ禍を経て久しぶりの開催です。

美しいキノコの2トップ
タマゴタケ(皇帝キノコ)ウスキキヌガサタケ(きのこの女王)

今回は九州大学名誉教授農学博士の大賀祥治先生によるキノコの勉強会が行われました。
テーマは「キノコは環境と健康の番人」です

キノコひとすじ50年の大賀先生


まずは基本となる生物の分類について。動物界、植物界、に続き「菌界」と呼ぶのですね。

キノコが環境に良い影響を与えるということについては、まず、「菌根菌(きんこんきん)」について学びました。菌類が菌根を作って植物の根の表面に着生し、植物と共生します。植物はミネラルや水分などをもらって、ぐんぐん成長します。

菌根菌

右が菌根菌を使ったもの
こんなに成長に差がでます!

また昆虫などに限定して寄生する冬虫夏草などについても学びました。
クモ、蜂、カメムシ、ツクツクボウシ!など寄生したい好みがあるのだそうです。
「哺乳類に寄生することはありますか?」という高校生から質問がでました。
先生曰く、哺乳類は体温が高いのでそれはないそうです。
私たち人間にはキノコは生えません!!!

このようにきのこには私たちには計り知れない不思議な力があり、台風や、満月、新月の前後に突然、一夜にしてバレーボールのように大きなキノコが現れて、皆をびっくりさせることがよくあるそうです。また、草原の広がるモンゴルでは雷が鳴るとキノコが出てくると云われているそうです。面白いですね。神秘的なパワー!!!

そのパワーを頂くべく、後半はいよいよきのこ鍋を囲む会です。
丁寧にとった出し汁に一気にキノコ投入!!

使用したのは シイタケ(生)シイタケ(干)ヒラタケ しめじ エノキダケ エリンギ なめこ 木耳 舞茸 です

じゃーん!
雑穀米と合わせてとってもヘルシーです

たくさんの参加者の方たちと
キノコや環境について語り合いました

高校生のみなさんもたくさん質問!
先生のお顔もほころびます!!

きのこは低カロリーで、繊維質が豊富、ビタミンDやB群も含まれていて、美肌にもよいのだそうです。アルツハイマー型認知症を防ぐ効果のあるキノコも発見されたり、とても注目されています。現代人にとってはキノコは健康の番人なのですね!

そして何よりもまるーくてかわいらしい形が心を和ませる不思議な力を持っていますね。

キノコ愛に満ちた幸せな時間を過ごすことができました♪🎵