11月8日(金)に下山門校区人権尊重推進協議会主催の
人権講演会が開催されました。
「下山門中学校における人権教育について」というテーマで
下山門中学校の石井孝二先生にお話を伺いました。
先生は英語が専門ですが様々な人権教育に携われ、またプライベートでは
ロックバンドのギタリストでもいらっしゃいます。
下山門中学校には長年生徒会で引き継がれている伝統があります。
「あいさつ・返事・正対・黙掃 」
挨拶は相手を大切に思っていることに繋がり、返事は相手の話を聞いて
いますよという合図、正対はあなたと真正面から向き合っていますということ、
黙掃は集中して掃除に取り組みおしゃべりで意識が散漫になるのを
防ぐんだそうです。
このまるで武家の家訓のような伝統!
とても素晴らしく美しいです!
そう言われてみれば 石井先生のビシッとした立ち居振る舞いは
どことなくサムライを彷彿とさせる雰囲気をお持ちです!
後半は下山門中学校の学年別の様々な人権教育の現状や課題をお話頂きました。
いずれもディスカッションによって多様な意見にも耳を傾け皆で考える機会を
ふやす授業を行われています。
以前から私たちも人権教育は受けている「つもり」になってましたが、
時代の流れに合わせてアップグレードが必要だと感じました。
そして最後に日本のロックバンドTHE BLUE HEARTSの青空という楽曲を
紹介されました
その中の歌詞で心に響いたのは
生まれた所や 皮膚や 目の色で
いったいこの僕の 何がわかるというのだろう
運転手さん そのバスに
僕も乗っけてくれないか
行き先ならどこでもいい
こんなはずじゃなかっただろ?
歴史が僕を問いつめる
まぶしいほど青い空の真下で
心を打つメッセージでした。
素晴らしい講演会でした。