11月7日(金)夜7時から下山門校区人権尊重推進協議会主催の人権講演会を開催しました。講師にはNPO法人SFD21JAPAN理事長であり、保護司でもいらっしゃる小野本(このもと)道治さんをお招きし、「保護司から見た人権」~少年少女たちの居場所を求めて~というテーマでお話を頂きました。
小野本さんとSFD21JAPAN
事務局の中嶋さん
校区の方をはじめ、保護司の方や
他の校区からも講演を聴きに
来て頂きました
中嶋さんより活動の紹介も
ありました
SFD21JAPANの名前の由来は
Sは魂(Soul) 、Fは友(Friend)、Dは夢(Dream)の意味が込められています。
小野本さんは元ボディビルダーで、日焼けした肌に黒いスーツ、胸元には保護司の記章がついていましたが、お洒落なシルバーのスポーツアクセサリーをうまくコーディネートしていらして、「頼りになるかっこいい大人」という印象を受けました。同時にこの人になら話をきいてもらえそう・・といった包み込むような温かさをお持ちでした。
「若者の居場所づくり」は今でこそ浸透してきていますが、支援を始められた当初は、理解が少なく、近隣住民から「素行の悪い若者が集まって、何をしているのだろう」と奇異の目で見られたこともあったそうです。
トレーニングジムのような場所で、筋トレやアームレスリングなどの活動を続けたり、農園活動やらくがき消しなどのボランティアをする一方、保護犬と生きづらい若者を対象とした居場所づくりを続けられました。
天神の警固公園では毎月「腕大学天神校」を開催し、悩みを持った若者とのふれあいを続け、更生して社会へ巣立っていけるよう手助けをされています。
小野本さんのお話の中に、近年の若者の悩みは10年くらい前と随分変わってきていて、やり場のない悩みをごまかすように、薬を大量に服用したり(オーバードーズ)、リストカットしたりという現実があるのだそうです。
福岡市とも協力して、若者の居場所を各中学校の数だけ増やすのが目標だそうです。(スローガンは目指せ!70か所)
若者の居場所づくり啓発グッズ
とにかくちょっと行ってみようかな。という場所で、自分らしくいられる「居場所」の大切さ、大人はどのように関わるべきなのかを学びました。



